2022.9.19
門司(門司港・関門海峡)
門司は九州の最北部に位置しています。
関門海峡に臨み、九州の玄関口にあたる街です。
開門海峡を隔てて門司と向かい合うのは下関。
関門トンネルや関門大橋で結ばれています。
1889年(明治22年)に門司港が国の特別輸出港に指定されて以来、金融機関や商社などが進出し発展したそうです。
1899年(明治32年)に門司市として市制を敷きますが、1963年(昭和38年)に北九州市が発足し、門司区になっています。
最近、門司港界隈に残る古い建物が観光スポットとして人気が出ています。
門司の街の発展の基となった門司港駅を中心に、門司の様子を紹介しようと思います。
門司港駅界隈
JR門司港駅の周囲は、門司港が明治時代に特別輸出港に指定されたことから、金融・商社・海運会社が集まり、栄えていた所です。
時は下り、往時の面影を残す建物がいくつも残っていて、門司港レトロ地区として観光客の人気が高まっています。
門司港レトロ地区にある、黒川起章さんが設計したモダンな高層マンションと国際友好記念図書館の様子です。
この高層マンション「門司港レトロハイマート」の31階に展望室があるというので、行ってみました。
高さ103mからの関門海峡の眺めが楽しめます。
門司港の北側、関門海峡に架かる関門橋と古城山の眺めです。
関門海峡
日本海響灘と瀬戸内海周防灘とを結ぶ海峡で、幅は一番狭いところで650mしかないそうです。
干満の差が激しく、周防灘側で3.8mにもなるそうです。
1612年(慶長17年)の宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘、巌流島の戦いで知られる船島も下関の街の手前に小さく見えていました。
門司港レトロ地区
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旧門司税関庁舎
門司税関庁舎として使用されていた、ルネッサンス様式の赤レンガ造りの建物 -
門司港レトロ観光列車
九州鉄道記念館前から関門海峡めかり駅までの2.1kmの観光路線 -
旧門司三井倶楽部
三井物産門司支店の社交倶楽部として使用されていた建物 -
旧大阪商船ビル
大阪商船門司港支店を修復した建物